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デザインイメージや間取りなどの設計に関しても、住み始めてから後悔ポイントが発生する場合があるよう。では早速、デザイン・設計にまつわる先輩たちの後悔ポイントを見ていきましょう。
まず「好みに合わせてデザインしたはずなのに、実物を見たら全然イメージと違った」というもの。屋根と外壁がアンバランスだったり、フローリングと壁紙が合っていなかったり、カーテンの色や長さが何となくしっくり来なかったり…など、様々な理由から違和感を覚えたという声が聞かれました。
サンプルだけでなく、できればモデルハウスや
インテリアコーディネーターの意見を参考に
イメージと実物のずれは、主に「サンプルや画像で選んだ場合」によく起こるようです。サンプルは実際の質感を確認しやすいのですが、やはりサイズや角度が異なるため、思っていたデザインではないといった事態になりやすいのですね。
対策としては、できればモデルハウスで実物をご覧になるのがおすすめです。会社によっては3Dでイメージ図面を作成してくれるところや、インテリアコーディネーターが在籍しているところもありますから、事前に尋ねてみてはいかがでしょうか。
次に「思ったより狭く感じた…」「何もない状態だと広く見えたのに、家具を置いたら雰囲気が変わった」などの後悔の声も。実際に部屋を整えた後の姿を想像するのは難しいと思うのですが、どうすれば良いのでしょうか?
部屋ごとの用途を考え、先に家具を決めるのが
良いでしょう
モデルハウスで具体的な広さや家具の配置を確認してから、同じくらいの部屋を設計したのになぜ?といったお話も聞きます。これについては「モデルハウスに置かれている家具と、お手持ち、または購入予定の家具の大きさや形が異なる」のが主な原因です。
この広さならこのくらいの家具が置ける、というイメージはなかなか想定通りにいかないもの。どの部屋をどう使うのか、必要な家具は何かをしっかり考え、先にインテリアを決めてしまうのがおすすめと言えるでしょう。
また、部屋数に関して後悔した方もいるようです。「開放的なLDKに憧れて大空間をスペースごとに仕切る形にしたけれど、子どもが増えて新たに部屋が欲しくなってしまった…」「使うかもしれないし、で部屋数を増やしたら、結局物置に」などの声がありますが、どのような対策が考えられるでしょうか?
将来的な展望もふまえ、部屋の使い方をよく
確認しましょう
家づくりの前に将来何人で生活するか、お子さんが独立した後はどうする?など、長期的なスパンで家族計画を立ててみてください。子どもの数等予想がつきにくい場合は、ある程度融通の利く間取りを検討するのも良いかもしれません。まずはそれぞれの部屋をどう使いたいか、ライフスタイルに合わせて用途を決めてみてはいかがでしょうか。
間取りやデザインを決める上で「もっとじっくり考える時間が欲しかった」と考える人もいるようです。引っ越しや工事の予定上急ぐ必要があり、つい焦りが出てしまった、というわけですね。また「業者はプロだから、と信頼して任せすぎた。もっと主体的に取り組めば良かった…」といった声もあります。どうすれば良いのでしょうか?
設計の前に、できる限り事前知識を
つけておくことをおすすめいたします
工務店や建築会社には家づくりのプロが揃っているので、言うとおりにしておけば間違いないだろう、と思う方もいるでしょう。しかし、住みやすさや動線の使い勝手に対する感想は人それぞれです。お客様自身の好みをしっかり反映した方が、その方にとってより良い家になると思います。
そのため、ご相談の際には事前に情報収集いただき、どのような間取りやデザインにしたいのかを考えておくことが対策になると言えるでしょう。希望や憧れなど、まずは何でもご相談ください。
「住み始めたらちょうど西日の方向に大きな窓があり、日差しや眩しさが気になる」「窓からの光でテレビがよく観えない」「換気がうまくできない」など、採光や風通しなどに対する問題も聞かれました。通風や日当たりはどのような工夫が考えられるでしょう?
窓の数や大きさ、場所などを確認してみてください
窓は一般的にひと部屋に2つあるのが望ましいと言われますが、向き的にプライバシーが気になる、防犯面での心配があるといった事情がある場合は、通風用に小さな窓を設置するのもひとつの方法です。
また、部屋の方向やどの程度自然光を取り入れられるかに関しては、業者とよく相談してみてください。間取りを見ただけで分かりにくい部分もありますから、気になることは必ず相談するのがおすすめです。
暮らしやすさは実際に住んでみないと分からないものですが、デザイン同様に「生活動線」に対する失敗談も多いようです。「トイレが玄関に近すぎて、来客時に使いにくい」「もっとキッチンや洗面所、洗濯室などの位置を考えて、効率よく行動できるように作れば良かった…」などの問題ですね。
ご家族が毎日どのように生活するか、図面に
書き出してみてはいかがでしょうか
例えば家族全員が毎日同じ時間に起きて支度する、という場合には、階段やトイレ、洗面所の位置関係や広さをきちんと考えておかないとぶつかり合ったり、順番を揉めたりする原因になりがちです。
おすすめなのは、皆さんの生活動線を図面に書き起こすこと。スムーズに家事を行うための家事動線(キッチンの裏から洗面所や洗濯室に行けるようにする、キッチン横に勝手口を作るなど)もふまえ、ご家族専用の家づくりを行ってみてください。
最後に「騒音が気になる」というもの。間取りによっては、2階でお子さんが騒ぐと1階までうるさい、家じゅうに音が響くといったデメリットが出てしまうようです。また、「トイレとリビングが隣接していて、音漏れが気になる」なんて声も。防音設備は費用がかさむ原因になるかと思いますが、何か手立てはありますか?
間取りを工夫すれば、ある程度軽減できます
防音設備を設置するのは確かに大変です。しかし、例えば寝室やリビングの真上に来る場所に子ども部屋やトイレ等、音が気になりがちなスペースを置かないようにすればある程度の軽減は期待できます。
あとは駐車場や道路など、どうしても騒がしくなりやすい場所の近くに寝室や書斎(静かに過ごしたい部屋)が来ていないかも確認しておきましょう。
「家に対するご要望をお伺いするだけではなく、お客様との何気ない会話の中で普段どんな風にお暮らしになられているか、また困っていることは何なのかを引き出し、ずっと住み続けたいと思ってもらえる家を一緒に作っていくことがやりがいです」と語る豊栄建設の西垣さん。そんな西垣さんに家づくりで後悔しないコツを教えていただきました。
理想の住まいを「価格」「品質」「サポート」という3つの指標で実現している地域密着型の工務店でもある豊栄建設株式会社。札幌周辺を中心に施工を行っており、高断熱・高耐震にこだわった住まいづくりが可能です。